さまざまなセラピーを学ぶことは、「さまざまなメガネ」で「見えないもの」を見る行為。

先ほど、自分のnoteにクラニオバイオの講座について告知させていただきました。

https://note.com/kinu_bio/n/n49f04c47c79c

…で、その補足というか、続き。

巷にはさまざまなセラピーがあり、そのセラピーによって、人の身体や心に対する捉え方(世界観)が異なります。

例えば、

フロイトは人間が起こす問題の根底には「リビドー」があるとし、その問題の解決にはその原因となった「過去」の出来事を解消するとしました。

一方、アドラーは、人間の問題には「劣等感」があるとし、その問題の解決には「共同体感覚」「人生の目的を見つけること」が重要であるとしました。

ある整体では、心身の不調は背骨の歪みが原因にあるとし、「背骨の歪みを治すこと」で回復するとしています。

クラニオバイオでは、心身の不調には、「潜在的な治癒力(ポーテンシー)を活性化させること」で回復するとしています。

シャドウが原因だ、生き方を変えれば良い、経絡が大事だ、などなど、

セラピーによって「原因」とするものが異なり、「アプローチする場所(骨、潜在意識、筋膜とか)」が異なり、「解決に必要なもの(気、やさしいタッチ、歪みを整えるなど)」が異なります。

なので、クライアントとしてセラピーを受けるとき、実際の自分の原因とかけ離れたものを「原因の前提」とするセラピーを選んでしまうと、期待外れになってしまうと思うかもしれません。

でもここで面白いと思うのは、「クライアントが考える原因」が実は「実際の原因」ではなかったとき、意外と「的外れだと思ったセラピー」が功を奏するケースがある、ということです。

現代医療では何の治療法もなく、医師から見放されたけれど、民間療法、代替療法に出会って回復した患者さんなどはその例でしょう。

私たちの世界、人間という存在は、未知の領域のほうが多くを占めています。

そんなとき、いつもと違う捉え方で、自分のこころや身体、人間関係、環境を見て、それを元に改善策を立てていくと、元気になっていくこともあります。

私は、さまざまな、多種多様なセラピーを学ぶことは、「たくさんのメガネ」と自分と世界を良くする「たくさんの道具」を手に入れることだと思っています。クラニオというメガネと道具でしか触れられない世界、東洋医学というメガネと道具でしか触れられない世界、心理療法、ヨガやピラティスも…。

たくさんのメガネを持つことによって自分の見ている世界に迷いが生じることもあります。が、より平等に、ニュートラルに、偏見なく、物事を見られる目も育っていくし、いざというときに人を助けられる頼もしさも育まれると思っています。

というわけで、クラニオバイオというメガネで世界を見たい方、クラニオバイオという道具で人や世の中をケアしたいという方は、ぜひイントロダクション講座、基礎トレーニング講座にいらしてくださいませ。

●基礎トレーニング

https://www.cranio-japan.net/training/t_index.htm

●イントロダクション

https://www.cranio-japan.net/training/introduction.htm

クラニオバイオから見える世界は美しいですよ。

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