最近思っていること。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのスクールを卒業して2年。

あるクライアントさんとお話ししていたときに、巷のチェーン店のボディケアサロンでは、「やり方」は教わるけれど、「そのやり方がなぜ効果的なのか」ということは習わず、原理と技術が紐づいていないことから辞めていくセラピストがいる、というお話を聞きました。

ずっと前に学んでいたアロマトリートメントのスクールでは、軽擦の意味、ツボを押圧する意味など、事細かに教わっていたので、「そんなことあるんだ〜」と驚きました。

が、クラニオバイオの場合、懇切丁寧に教えてはくれるのですが、「なぜそのやり方なのか」といったことについては、そもそも体験の中で生まれてきたメソッドなので、(悪気なく)わかっていない部分が多少はあるように思います。

例えば、クライアントに軽いタッチ、少し強いタッチのどちらが良いか選択してもらうのですが、なぜそれを行うのかまでは詳しくは教わりませんでした。単にタッチの「軽さ/強さ」の好みを聞く」といえばそれまでなのですが、このタッチがクライアントのボディに対するファーストコンタクトとして考えると、その意味はそれだけではない、というか、違う要素も含めて深めたほうがいいのではないかと個人的には思いました。

私の場合は、クライアントにタッチの好みを聞く際には、他にも、自分のボディとクライアントのボディとのご挨拶感、間合い(←これはイールドワークで教わった要素)、クライアントの存在のレイヤーのどの部分と主要に関わっていくなども含めて、触れて、確認しています。

それをセッションの中で続けて実感したのは、クライアントさんが初回の場合は、しっかりとした圧(干渉強め)を好む場合が多いのですが、回数を重ねていくとどんどん軽い圧(干渉弱め、自由度高め)の関わり合いを好むようになり、クラニオバイオのセッションを継続的に受けると、自己治癒力(調整力)が上がるので、自由に調整できる場を好むようになるのかなと思いました。

そんな感じでクラニオバイオのプロトコルにおいて、1から10までこだわっているため、「細かい」と人から言われたこともありましたが、こうして自主研究をするのが何より楽しいので続けています。

最近は「ポーテンシー」「クライアントと場から情報を得る」「セッションの中で起こる変化をどう持続させるか?」に関心が移り始めています。スクールではいちおう習ったけれど、それを深めるには、どれも一長一短ではできないので、長期自主プロジェクトとしてやっていく予定です。

でも、そのうち、クラニオバイオの先生のところに、個人的なスーパービジョンを受けに行った方がいいなとも考えているところ。

クライアントさんに「クラニオバイオを受け続けていたら、以前の自分とは全く違うようによりよく変化した」と言っていただけるように、本質的な変化を目指していきたいと思います。

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